図面イメージ

私たちの仕事

過去から学び未来に向かって常に技術力の向上を図り、豊かな経験と実績から総合力を持って高水準の品質を目指します。

What

建設コンサルタントとは

国民の安心安全な暮らしを確保するには、国や地方自治体が的確にまた計画的に社会資本の整備を進めていく必要があります。整備にあたり官公庁は最初に施工の基礎となる調査・計画・設計業務を建設コンサルタントに発注します。発注内容は業務により様々ですが、測量・地質調査・各種設計などが主となっており、弊社では各分野の発注に対応できるよう測量部・地質部・技術部で構成しております。受注した業務は発注者と何度も協議を重ねながら成果物を作成し納品して終了となりますが、我々の成果物を基に工事が行われるため間違いの許されない重要な仕事なのです。

説明図

測量

GNSS(GPS)測量
GNSS(GPS)測量

江戸時代に伊能忠敬が17年かけて日本全国を測量し、日本地図を完成させてから200年後、地上2万kmに人工衛星を飛ばした人類は、一瞬で自分の位置を地図上で特定できるようになりました。近年、日本独自の衛星(準天頂衛星みちびき)が飛来し、これを利用して弊社では高精度な観測を行っています。GNSSアンテナを頭に乗せれば自分の身長を測れる程の精度です!

深浅測量
深浅測量

河川や海岸、ダムなど水中にある見えない地形を計測する仕事が深浅測量です。この測量により随時変化する河川やダムの水中地形を把握することが可能となり、河川流下能力の把握やダム貯水量を管理する上で重要な情報となっています。弊社では経験豊富な船長とオペレータが安全第一に計測を行っています。非日常的な場所に船を浮かべ、釣りではなく測量をしているわけです。

用地測量
用地測量

道路やダム建設など公共事業に必要となる土地を取得するためには、事前に誰の土地や建物なのか、どういう権利があるのかを調査したうえで、関係者に土地の境界を確認してもらわなければなりません。この調査結果を踏まえ図面や資料を作成する仕事が用地測量です。この用地測量成果は、その後の契約や不動産登記、管理していくうえで非常に重要な資料となります。弊社では関係者全員が快く納得できるような資料作りや調整に取り組んでいます。

設計

道路
道路

道路設計は多様な土木設計の中でも最も生活に密着した道路の計画・設計を行っています。設計は単に設計図を作成するだけではなく、様々な問題点に対し関係機関と協議を重ねながら、最も利便性・安全性・経済性が高い道路を計画・設計することが重要です。身近にある「道路」の設計であるが故に”深い興味”を持って行える仕事です。

鋼構造(橋梁)
鋼構造(橋梁)

橋梁を主に道路法面やカルバートといった多様な構造物の計画・設計から補修・補強まで、幅広い業務を行っています。橋梁設計はその地域の風土・歴史などを取り込む設計を心掛け、世界で一つだけの構造物を設計することに誇りを抱いて仕事を行っています。橋を一から計画することは検討事項も多く大変ですが、自らが設計した橋が架かった時には“大きな感動”が生まれます。

河川・砂防
河川・砂防

増加する洪水や土砂災害から人命・財産を守るため、河川や砂防分野の計画・設計を行っています。様々な検討のもとで河川氾濫等の水害や土石流等の土砂災害を防止する計画を策定します。設計段階では最も合理的で施工性・環境性も考慮した構造物を設計します。自身で計画し設計した内容が、人々の人命や財産に関わることに重責を感じますが、それだけに”やりがい”がある仕事です。

トンネル地山判定会
トンネル

道路トンネルの計画・設計を行っています。計画段階では安全で経済的なルート検討を行い、設計段階ではトンネル構造検討や施工計画を行います。施工中は現場で日々変化する地山状況を確認し施工方針に関する会議で技術的助言や判断を行います。設計した施工現場を実際に見ることができ、貫通式等の式典出席もあり、”やりがい”が感じられる仕事です。

上下水道 工事の様子
上下水道

ライフラインである上下水道の調査・設計業務を行っています。毎日利用するけど、あまり目立たない、でもなくてはならない施設なので使命感と責任感を感じながら取り組んでいます。特に推進工法は、最新技術の新工法の知識も必要で、展示会やメーカーからの情報収集も重要となり、常にアンテナをはりながら設計に励んでいます。

保全点検の様子
保全

増加する社会インフラの老朽化に備えるため、橋梁を中心に道路構造物の点検・調査を主に行っています。道路橋の点検では、橋梁構造の各部材の状態を把握、診断し、必要な措置を特定するとともに維持管理に必要な基礎資料を施設管理者に提供しています。維持管理の重要性が高まる中、技術的専門知識と豊富な実務経験をもって、安全で円滑な交通の確保、沿道や第三者への被害の防止を図るための一翼を担っています。

地形の3Dモデル
3D計測

新技術として注目される「三次元点群測量(UAV写真・UAVレーザおよび地上レーザ測量)」を中心に、三次元点群を活用した地形モデル作成や設計モデル作成を行い、BIM/CIMに対応した成果づくりを行っています。自身で飛行させたドローン撮影写真がパンフレット表紙になったり、計測した地形が3Dモデルになるなど“面白み”がある仕事です。

用水ポンプのイメージ
農業土木

農業インフラの整備や補修に関する調査・計画・設計を行っています。農業インフラと言っても様々であり、用排水路や農道から山中にあるため池や治山堰堤まであり、幅広く、奥深い分野です。皆さんの近所に常に水が流れている水路はありませんか?その水源は私たちと同業の技術者が昔々に調査設計した水源施設・用排水路だと思います。

地図に書き込まれた図面
完成図書作成

高速道路は、土工、橋梁、舗装等の各工事が全て完了して開通します。開通後の管理を目的として、すべて工事図面(CAD)を取りまとめ完成図を作成します。特に平面図は世界測地系で作成され、CADデータがGoogle等に表示できるなど、様々な場面で利活用できるようになり、高速道路の安全運用のための重要な資料となっています。

地質調査

地表踏査
地質調査

橋梁・トンネル等の土木構造物を作るために、情報として必要不可欠な地下の地質状況を把握する目的で実施します。調査は主に地表の現地踏査や地下の状況を直接確認するボーリング、地表面から地震波等を用いて地下構造を推察する物理探査等により地質状況の推測を行います。1000万年以上も前に形成された地層・地質を調査・解析する“地球のお医者さん”と呼ばれています。

水文調査断面法
水文調査

トンネル等構造物を新設した場合、構造物が地下水の流動を阻害し、沢水などが枯渇することがあります。水文調査は構造物の施工前~施工後にかけて、河川・沢水・井戸の流量や水位を計測し、構造物の施工による調査地周辺の水収支への影響を把握することを目的として行います。人々の生活に欠かせない水の調査は非常に重要であり、目的に応じたベストな調査方法を提案し、分かり易い分析結果を提供します。

傾斜防災 傾斜計のイメージ
斜面防災

斜面に隣接した個所では、落石や斜面崩壊、地滑り等の危険性が少なからず存在します。斜面防災点検として現地踏査を行い、斜面の安定性を評価し、対策工の必要性や緊急性を判断します。また、崩壊地・地滑り地では地表面伸縮計や傾斜計を設置・計測し、変状の進行性について計測を行います。何らかの斜面変状があった際に真っ先に現場に出向き、技術的助言を行っています。

発注者支援業務

都市型シールドトンネル共同溝

国土交通省、都道府県、政令市などが発注する公共工事において、発注者が行う業務を代行する補助業務です。近年の「官から民へ」の流れと官公庁の人員不足を背景に、道路・河川などインフラ整備工事の監督補助や、業務発注の補助、関係機関との協議に必要な資料作成などを行います。弊社では、若手技術者育成として監督補助をしている業務箇所で現場勉強会も行っています。

工事進捗状況をドローンにて撮影
工事監督(工事担当行政職員)を支援する業務

改築事業(新設道路)及び直轄国道の維持において、発注された工事の品質確保及び工事進捗における多種な問題に対して、設計思想や条件を考慮し、工事を円滑に進捗させるための監督補助を行います。

若手女性技術者育成及び活躍推進
行政の調査・計画・工事積算を補助する業務

業務(測量・設計・地質調査)の発注補助、関係機関との協議に必要な資料作成、用地買収状況の管理、委員会等の運営補助、事業監理に関する資料作成補助を行う業務及び、工事を発注するために、関係機関との調整、工事積算資料のとりまとめを行う業務などがあります。